2015年08月10日

78分の51

51枚目のカードは、小アルカナペンタクルスの8.

ここのところペンタクルス続き。お金のこといっぱい考えている昨今。トランシット土星がこれから2年くらいかけてネイタル2室を移動してゆくので、収入の安定と豊かさを求めたいのであります。

ペンタクルスの8は、ペンタの中でもかなり好きな職人カード。
8は圧縮とか集中性を示す数字で、土の8なのでもうちょっと硬く描けばよかったのだけれど、なんとなく錬金術的イメージに。
モデルは、タロット部の堂夏ミチルさんです。堂夏さんの自分の仕事に対するストイックで真摯な姿勢は、私にとってペンタの8イメージと一致します。夜中に靴を編み上げてくれる小人さんのイメージのニット帽は、本当に彼女がかぶっていたもの。本物は紺色のグラデーションでしたが、赤にしちゃいました。小人さんかジェバンニほしい。寝てる間に家事も仕事もやっといてほしい6室土星。

「机の脚のデッサンくるってるとこ、治しといてジェバンニ。」

coin8b.jpg



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2014年03月27日

78分の50

50枚目のカードはコインの3.
長期的なスランプのなか、なんとか仕上げましたが、あまり気に入っていません。
盛り込みすぎ。

coin3.jpg

ライダーウェイト版でたびたびモチーフになっている教会やキリスト教、エジプトのイメージを現在のそれも日本のものに置き換えるのはいつも苦労しますが、今回も力技で近代的に。

場所は大阪の長居公園。博物館前の広場です。天井がガラス張りのアーチになっていて、複雑な骨組みが教会のイメージと重なります。蜘蛛の巣のような骨組みは、そのまま地面に陰を落としますが、中央に吊るされているクジラの骨格模型の陰と相まってまるでレースのようです。それを描きたくて軽い気持ちで初めてみましたが、大変すぎてゲロ吐きそうでした。骨格の陰のあたりかなり投げやりにお茶を濁してしまった。

教会の司祭と貴族たちの姿は、案内人と入門者で代替えしてあり、案内人は僭越ながら私です。私のカードなんだから、大好きなコインの3の司祭として登場してもいいじゃない!ということで。
入門者たちの服装や持ち物は、アラブ、ギリシャ、イギリス、アメリカなどの国旗をモチーフにしてデザインしました。服の柄を描きこむのに、無駄に時間がかかっています。

エジプトや中東、アラビアの諸国の国旗を調べていると、古代から内戦が絶えない地域なので、何度も何度も国旗が変わっていて、共通しているのは、緑、白、黒に、赤が入っていて、ときにはそこに星や鷹やアラビア文字が入ります。黒は内戦の歴史で、白は平和、赤が血、緑が豊かな国土を表しているのだとか。(間違ってたらごめんなさい)

このカードに取り組んでいる間に、タロット部が2回挟まったので、コインの8とカップの10のラフができていて、気持ち的にははやくそちらにとりかかりたかったので、やっとという感じです
posted by emi at 19:23| Comment(0) | タロットカード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月07日

78分の49

49枚目のカードは、小アルカナ、ペンタクルスの2

ペンタクルスの2は、支出と収入がバランスよく出入りしている状態。富んだり貧困する状態は、この2のカードのバランスが崩れた状態ですね。小アルカナの2はどのスートにも共通してシンプルな状態での出入りのバランスがとれている。

カップは心の交換で、ワンドは冒険の展望の選択、ソードは1つの思考に対してもう一つの思考が出てくることで風のスートの十八番である「客体」が成立した瞬間を切り取ったカード。どちらかに感情移入すると中立のバランスは崩れるので、感情を示す海に背を向けて目隠しすることで偏見をなくしている。
いずれのカードも非情にこじんまりとした次元で完全なるバランスを保っているので、私は小アルカナの2が好きです。

coin2b.jpg

11月3日は、蠍座で日食がありました。水星と土星もからめた大きなシフトです。
私にとっての蠍座は、第一ハウスから第二ハウスを支配するサイン。
第二ハウスは金銭と所有の部屋なので、日蝕の日からこのカードの仕上げに取り掛かっていたのでタイミングがあってましたね。

posted by emi at 01:38| Comment(2) | タロットカード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月08日

78分の48

タロットカード制作の48枚目は、カップのエース。

意図したわけではないけど、今回ちょっとユニバーサルなイメージを描いてあります。
エースは始まりのカードなので、その元素が持つもっとも原始的で創始的なエネルギーからエッセンスを汲んでくる大切なカード。
愛の泉は杯に収まりきることのない不滅の源泉をもつ。ここから少しづつ汲み取られた情愛が交換されたり、倒されたり、注がれたりするのがカップのスートの旅ですね。

cup1.jpg

少し前に、私はもう「かわいい」「好き」を動機としたものしかしばらく描かないって決めたときがあって、それはなぜかというと、8ハウス新月生まれの娘を見習ってそうなった。

娘は、とことん好きなものを好きな色で好きな方法でしか描かない人で、しかしこれが先生や企業の人や友人や私に直されることを全然いやがらない。どんなこと言われても平気で直すし、全部やり直しって言われれば黙って一から書き直す。色なおせ、形なおせって言われても、彼女のバリエーションは尽きることもなければ、不思議と妥協することもない。
私は自分が長いあいだそういった娘の態度と真逆だったことに気が付きました。
最初から人目を気にして構図をとって、線のひきかたから色の選択に至るまで相対的な目を失う瞬間がほとんどない。だからめったに楽しい行程などない。そして、直されるのが大嫌いで、うまく直すこともできない。

でもこれは当たり前のことで、絵だけではなく日常的な行動原理にもそのまま適応できる。
人目を気にしてピリピリしている人に「その態度をなおせ。」って言っても、「私に配慮が足りないとでも!?」って大変なことになるけど、好きなように動いている人に「その態度をなおせ。」って言えば、「あら。ダメだった?」というシンプルな話しですね。

人目を気にして描く癖や生きる癖はそう簡単に治るものではないと思うけど、「まずは、自分が本当に好きなものだけを好きな色を使って、好きなように描くことから始めよう」って決めたのでした。
正直そう決意したときは、もうタロットカードとか完成できないんじゃないかなって思ったし、大野くんしか描かない人になるのかなーとか空恐ろしい気持ちもありました。とりあえず他に好きなものといえば、動物とか丸いものとか、ランチュウとか緑の水とか、かわいいもの全般。では、アザラシでも・・・と描き始めていたのがこれ。

それがこのあいだ、来日中の占星術師クリストファーワーナック氏と食事したときに自分が制作中のタロットカードをみせたら、えらい褒めてくれてすごく嬉しくて、「でもずっと止まってるし47枚しか描いてないから、あと30枚もあるの。」って言ったら、「30枚かー。それはすっごい大変な作業だし、時間もうんとかかるね。遠いね!」って言われました。

私の中で、どこか「遅いことは悪」「のろまは負け犬」って概念が根強くあって、なんでもさっさとやることこそが善かつ美徳だと考えていたようなところがあったのが、この瞬間溶けた。私が絵を描く技術のほとんどすべてを獲得したアメリカ在住時代には当たり前だったことを思い出した。「良いものには時間とエネルギーがかかる。」
このあたり前が恥ずかしいことのように思えてしまっていたのは、日本文化の個性でもあるんだなと。もちろんそれは、日本文化の美しいところでもあり悪いところでもあるが、いずれにせよ単なるカルチャーギャップ。

とりあえず、ひとまず、心から愛してやまないかわいい動物と水を使ってカードを一枚描けてよかったです。
どうかどうかこれからもお導きがありますように。
posted by emi at 15:59| Comment(0) | タロットカード | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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